エイムゼミナールの田地野です。
岡山大学の医学部医学科の配点が変更されました。
共通テスト500点、個別試験1100点 になりました。
去年と比べ、共通テストの配点が約半分になりました。
対策方法については、前回考えていたのと全く変わりません。
これから数年は共通テストで点数を取りづらいので、
個別試験対策に時間をかけるということです。
また、共通テストの中で点数が変わらなかった地歴公民は得点源として大事です。
実際、医学科に合格する生徒はほとんど地歴公民で90点台をとっています。
個別試験では、理科が400点→300点に変わりました。
この点は、物理化学選択者が有利な理科でしたが、
大学入学後は、もちろん医学部なので生物が重要になります。
そのため物理に偏った人材を減らす目的があるのでは?と考えます。
今回、共通テストの配点を大幅に減らした理由は2つ考えられます。
1つ目は、一次試験の点数が低いと他大学へ流れる生徒が出ますが、それを防ぐためです。
「共通テストが低くても、岡山大学の問題ができれば来ていいんだよ。」という雰囲気を感じます。
2つ目は、旧帝大などの医学部を目指していた生徒を狙っている感じがします。
大阪大学、京都大学、九州大学の医学部を目指していた生徒が、個別試験で一発逆転を狙えるようになりました。
今までの岡山大学の配点は共通テストで大量得点をして、個別試験で程々に取る逃げ切り作戦でした。
そのため岡山大学には一発逆転を狙う生徒は受験に来れませんでした。。
まとめると岡山大学の医学部医学科の個別試験を受ける生徒は増えそうなので、受験生はさらにしっかり勉強する必要があります。